金日成、金正日銅像

「遠くて近い国」という使い古された表現で表される日本と北朝鮮との関係。しかし、距離だけを見ると、東京都庁から平壌の金日成広場までは1280キロ。これは東京から奄美大島までの距離とほぼ同じだ。ちなみに、韓国の首都ソウルから北朝鮮の開城(ケソン)まではわずか60キロ、平壌までも200キロ足らずだ。

連日のようにニュースで取り上げられるだけあり、実際に行ってみたいという人もいるだろう。 (【北朝鮮旅行画像】ガイドに黙ってこっそり散歩) そこで、北朝鮮旅行についてまとめてみた。

①北朝鮮旅行は危険?

◯北朝鮮に行ったら抑留される?

北朝鮮に抑留され、脳死状態で帰国し、わずか1週間で死亡した米国人学生の件は世界に衝撃を与えた。今現在、10人の外国人が北朝鮮に抑留されているとの情報があるが、すべて韓国人と米国人で、日本人はいない。

逮捕、抑留された事例を見ると、密入国した、政治スローガンを破いた、聖書を意図的に置いて出た、空港でビザを破いて政治亡命を求めた、キリスト教の布教活動を行ったというものだ。旅行者として北朝鮮に入国し、法律を守って行動している限りは問題が起こる可能性は低いだろう。

(参考記事:「性拷問を受けた」との証言も…北朝鮮は外国人に何をしているのか

◯北朝鮮治安状況

北朝鮮では、強盗、窃盗などが多発しているが、外国人観光客が被害に遭うことはまず考えられない。どこに行くにもガイドが同行するため、一人で夜道や一般の住宅地、市場をウロウロすることはない。

◯北朝鮮旅行で注意すべきこと

最もやってはならないことは、金日成主席、金正日総書記、金正恩党委員長に対する不敬行為だ。知らなかった、冗談だった、外国人だからという理由で見逃してもらえることはない。こっぴどく叱られるだけならまだマシで、北朝鮮での「ロングステイ」を強いられる可能性があるほどの重罪だ。

また、他の国では犯罪にもならないようなことでも、北朝鮮では重罪に処せられる可能性がある。

米国人学生のオットー・ワームビア氏は、2016年3月16日、宿泊していた平壌市内の羊角島ホテルの職員用フロアから政治スローガンを盗もうとして逮捕され、懲役15年の刑を宣告された。2017年6月に釈放、帰国したものの、1週間後に死亡した。

また、2014年4月には、米国人のジェフリー・ファウル氏を出国直前に逮捕され、約半年間抑留された。清津(チョンジン)の海員クラブのトイレのゴミ箱の下に聖書を置き去りにしたことが、国家転覆陰謀罪に問われた。

しかし、渡航前に旅行会社から言われた注意点を守っていれば、大きな問題にはならないだろう。

(参考記事:「北朝鮮へ行く人は遺書を書いて葬式の準備を」米国政府が勧告

(参考記事:英国政府「北朝鮮で手術をするな」と勧告…身の毛もよだつその理由とは

なお、北朝鮮に次のようなものは持ち込みできない。

◯北朝鮮の体制を批判する書籍、映像

◯韓国製の製品

◯150mm以上の望遠レンズ

◯ラジオ

◯ポルノ

規則は旅行会社ごとに異なるので、詳細は問い合わせを。なお、携帯電話の持ち込みは2013年1月から解禁された。しかし、GPS機能が付いていないものに限る。最近、GPSのない携帯電話などほとんどないので、質問されても「ない」と答えておけば大丈夫なようだ。

②北朝鮮で日本語は通用するの?

旅行中はつねに2人の日本が流暢なガイドが同行するため、朝鮮語ができなくても旅行に全くの差支えはない。

③北朝鮮に旅行するために必要な手続き

北朝鮮は外国人に一切の自由旅行を許していない。つまり、チケットを買ってパスポートだけ持ってふらりと訪れるような旅はできない。必ず旅行会社のツアー(団体、個人)に参加することが求められる。

最も一般的なのは、日本の旅行会社を通じての参加だろう。中でもJSツアーズでは、歴史、文化はもちろんのこと、鉄道、バス、音楽、スポーツなど、テーマ別の多彩なツアーを開催している。

JSツアーズ (http://js-tours.jp/

また、中国にある外国人経営の旅行会社を通じて北朝鮮に向かう人も多い。中でも有名なのが、イギリス人経営で業界最大手と言われるコリョ・ツアーズとヤング・パイオニア・ツアーズだ。

コリョ・ツアーズは、中国の丹東から列車で入国し、平壌、平城、開城、板門店を訪れる4泊5日のバジェットツアーは750ユーロ(約10万円)、平壌から鉄道を使い北東部各地をめぐりロシアのウラジオストクまで行く7日間のツアーは1990ユーロ(約27万円)など様々なツアーを開催している。23日もの間北朝鮮にどっぷり浸かるメガツアーは4590ユーロ(約62万円)だ。ただし、参加にはある程度の英語力が求められる。

コリョ・ツアーズ (https://koryogroup.com/

ヤング・パイオニア・ツアーズ (http://www.youngpioneertours.com/

北朝鮮ツアーを扱う中国の旅行会社としては、日本人社員がいる大連金橋国際旅行社(http://www.gbt-dlcjp.com/korea.php)も有名だ。

④北朝鮮への行き方

北朝鮮への最も一般的なルートは空路だ。

北京からは週5便、瀋陽、ロシアのウラジオストクからはそれぞれ週2便、いずれも北朝鮮国営の高麗航空が運航している。中国国際航空も週2便運航していたが、2017年11月13日から運休となっている。

しかし、デイリーNKジャパンがオススメするルートは鉄道での北朝鮮入りだ。

時刻表通りでも丹東から平壌まで8時間半、北京からだと24時間もかかるが、監視役がいないため、車窓から生の北朝鮮を眺めることができる。東林の通州城(高麗時代の城跡)、地平線が見えるほど広大な十二三千里平野と呼ばれる広大な農地は圧巻だ。また、列車は時速50キロで走るため、写真撮影も容易だ。

平壌と新義州を結ぶ鉄道の車窓から見える農村。(画像:読者提供)
平壌と新義州を結ぶ鉄道の車窓から見える農村。(画像:読者提供)

⑤北朝鮮旅行、いくらくらいお金が必要?

3泊4日の団体ツアーの参加代金は概ね20万円ほどで決して安くないが、これに北朝鮮への航空、鉄道運賃、北朝鮮国内での交通費、宿泊費、ホテルでの食事代などが含まれているため、現地でお金を使うことはあまりない。昼食代、ビールやおつまみ、おやつを買ったとしても1万円は越えないだろう。

ちなみに、旅行会社によってはガイド1人あたり3000円とセブンスター1カートン(日本の空港免税店で3000円)、ドライバーには1000円をチップとして渡すよう推奨している。ガイドが女性なら高級チョコレートやコスメをプレゼントすると喜んでもらえるだろう。

⑥北朝鮮旅行の必須アイテム

飲み物、お菓子、日用品などはホテル内の売店で売られている。北朝鮮製、中国製が多いがヨーロッパ製、日本メーカーの海外工場で製造されたものもある。薬は基本的なもの以外ないので、持っていきましょう。ただし、急病の場合はクリニックに連れて行ってもらえて、麻酔なしで手術させられるようなことはないので、ご安心を。

(参考記事:【体験談】仮病の腹痛を麻酔なしで切開手術…北朝鮮の医療施設

クレジットカードは一切使えないので、現金が必要となる。日本円も使えるが、中国人民元が最も使い勝手がある。外国人観光客の北朝鮮ウォンへの両替は、ガイドに頼めばやってもらえることもあるが、北朝鮮国民も少額の支払いを除けば人民元や米ドルを使っているので、わざわざ両替する必要はないだろう。

ネットは基本的につながらないと考えたほうがいいだろう。ホテルのビジネスルームでネットにアクセスできるが、料金が非常に高い上に、ビジネスルームが閉まっていることもある。緊急の連絡は電話で行う。

テレビは、朝鮮中央テレビ以外にも、NHKワールド、BBC、CNN、中国中央テレビ、ロシアテレビなどが見られる。1人旅の人は、暇つぶし用の本、ゲーム、映像コンテンツを持っていけば暇つぶしになるだろう。また、ホテル内にはバー、マッサージなど、様々な施設が整っている。

⑦北朝鮮・平壌の定番観光スポット

通常は平壌到着後にガイドから訪れる場所についての説明を受ける。この時に希望を伝えることもできるが、「事前に旅行会社を通じて伝えてもらった方がアレンジがしやすい」(ガイド)とのことだ。

☆☆☆どのツアーでも必ず訪れるところ

◯金日成広場

軍事パレードや各種集会が行われる巨大な広場。物々しいかと思いきや、訪れてみると子どもたちが凧揚げやローラースケートで遊ぶ子どもたちばかりで拍子抜けするかも。ある観光客が「子どもたちは演出か?」と訪ねたところ、ガイドいわく「大きな外国人ツアーならそういうこともありうるが、小規模ツアーならやらない、そもそもわれわれはそんなに暇ではない」と笑われたそうだ。北側にあるのは巨大図書館「人民大学習堂」だ。

6・25米帝反対闘争の日平壌市民大会(2017年6月26日付労働新聞より)
おなじみの金日成広場で開かれた6・25米帝反対闘争の日平壌市民大会(2017年6月26日付労働新聞より)

◯金日成主席、金正日総書記の銅像

万寿台(マンスデ)の丘にそびえ立つ金日成主席、金正日総書記の銅像。平壌を訪れた外国人が必ず連れて行かれる場所だが、時期によっては行かないこともある。「参拝」に際しては献花が求められる。手前で1000円で購入する。

銅像の写真撮影は可能だが、銅像と同じポーズをしてはいけない、必ず全身を撮らなければならない(これはよそにある両氏の銅像も同じ)ときつく言われる。不敬に当たるとの理由からだが「欧米人はわかってくれなくて困るが、アジア人なら大抵理解してくれる」(ガイド談)そうな。

◯凱旋門

「世界で一番大きい」とガイドが自慢する凱旋門。金日成主席の生誕70年を記念して、1982年に建てられた。「凱旋」とは、朝鮮半島が日本の植民地支配から解放された直後の1945年9月に旧ソ連から北朝鮮に帰国したことを指す。直ぐ側の金日成競技場は、主席がその年の10月に行われたソ連解放軍歓迎平壌市民大会で市民の前に初めて姿を表し、演説したところだ。(元々は1926年に建てられた平壌公設運動場)

◯金日成主席の生家

1912年4月15日に、後に朝鮮民主主義人民共和国の主席となる金日成氏が生まれた家で、朝鮮語では「万景台(マンギョンデ)・コヒャンチプ(故郷の家)」と呼ばれる。伝統家屋に、当時使われていた農機具などが所狭しと並べられていて、郷土史資料館を彷彿とさせる。中でも「貧しくてこんなものしか買えなかった」例として見せられる、へちゃむくれの瓶(かめ)が有名。北朝鮮の聖地中の聖地だが、その割にはざっと見るだけで詳しい説明がなかったという話が実際に訪れた外国人観光客から聞かれる。

◯平壌地下鉄

ソウル地下鉄に先駆けて朝鮮半島初の地下鉄として1973年に開通した。2路線35キロあるが、復興駅から栄光駅までの1駅だけ乗車するパターンと、凱旋駅までの6駅を乗車するパターンがある。中には、全駅全路線に乗るツアーもある。戦友駅のそばにある地下鉄道建設博物館を見学するツアーもある。運賃は5北朝鮮ウォンだが、外国人観光客は無料で乗車できる。ちなみにSUICAやICOCAのような非接触ICカードが使われている。

(外部リンク:北朝鮮の地下鉄、全区間に乗ることを許された観光客の記録(動画・画像)

☆☆ときどき訪れるところ

◯錦繍山太陽宮殿

金日成主席と金正日総書記の遺体が眠る墓地。入場に際しては正装が求められ、写真撮影は絶対にしてはならない。外国人が訪問可能な曜日が定められているため、ツアーによっては参加できない。

◯チュチェ思想塔

平壌を流れる大同江の辺りにそびえ立つ高さ170メートルの世界で最も高い石塔。最上階の展望台からは平壌市内が望める。

◯祖国解放戦争勝利記念館

祖国解放戦争(朝鮮戦争)で米帝に「勝利した」ことを記念して建てられた記念館。朝鮮人民軍が撃墜・拿捕した大量の戦闘機、戦車、プエブロ号などの展示や、朝鮮戦争の大田の闘いを360度のジオラマで再現した部屋が有名。

◯柳京ホテル

高さ330メートルの世界一のホテルとして建設が進められていたが、建設が中断し、放置され、世界最大の廃墟などと揶揄されていた。建設再開の話が出ては消え出ては消えを繰り返している。車窓からの見学。

◯大城山革命烈士陵

建国の功労者が眠る国立墓地。

◯楽園百貨店、光復商業中心などの商業施設

◯綾羅島5.1競技場(メーデー・スタジアム)

◯檀君陵

◯牡丹峰公園

◯党創建記念塔、党創建記念館

◯科学技術殿堂

◯平壌サーカス

◯朝鮮中央歴史博物館

◯ヘダンファ館、ムンスプールなどのレジャー施設

◯射撃場

◯朝鮮芸術映画撮影所

◯朝鮮革命博物館

◯金正日花金正日花展示館

◯平壌テレビ塔

◯高句麗古墳群

☆レアな観光地

◯文化省革命事績館

◯鉄道省革命事績館

◯朝鮮人民軍武装装備館

◯3大革命展示館

◯金日成総合大学博物館

◯朝鮮中央動物園

◯朝鮮中央植物園

◯美林乗馬クラブ

⑧北朝鮮・平壌以外の隠れ観光スポット

◯開城

高麗(918年〜1392年)の都で、市内には多くの古い建物が残るも、軍事境界線に近い都市。高麗人参の産地として知られる。宿泊は、伝統家屋を使った開城民俗旅館がオススメ。2007年12月から約1年間、ソウルからの日帰りツアーが行われていた。

◯板門店

朝鮮半島を南北に分断する軍事境界線の上にあり、国連軍(米軍、韓国軍)と朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の共同警備区域となっている。韓国側から訪れる際には服装や行動などに制限が厳しいが、北朝鮮側では特に何も言われない。停戦協定が調印された建物も合わせて見学する。

◯妙香山

北朝鮮が誇る名山の一つだが、山に登らず、中腹にある国際親善展覧館を訪れるだけのことが多いようだ。全世界の国や団体、個人が金日成主席、金正日総書記に贈った贈り物を展示しており、最近に入って金正恩館もできた模様だ。

(関連記事:親善展覧館に金正恩館も建設か

神聖な場所として扱われ、玄関には警備兵士が立ち、内部は撮影禁止、靴にカバーを掛けて入るほどの厳重さ。一部の中国人観光客は内部で密かに写真撮影をしているようだが、非常に危険な行為なのでオススメしない。成田知己、飛鳥田一雄、田辺誠、金丸信といった日本の往年の政治家からの贈り物も展示されているが、「日本の若い人に説明しても知らないんですよ…」とガイドはしょげていた。

近隣にある高麗時代の仏教寺院で国宝に指定されている、普賢寺を合わせて見学することが多い。

◯南浦

莫大な予算をつぎ込み、北朝鮮経済が傾くきっかけとなったと言われている西海閘門、良質な天然の炭酸水で知られる江西薬水の工場、植民地時代から有名だった龍岡温泉で知られる。

(参考記事:北朝鮮没落のきっかけとなった西海閘門

 ◯羅先

◯新義州

☆その他外国人観光客の訪問が許可されているところ

◯平城

2012年から外国人観光客に開放された。北朝鮮の物流の中心地で、非常に大きな市場があることで知られているが、外国人の訪問は認められていない。実際に行けるのは栢城革命事績地、安国寺、平城食料品工場、金正淑高等中学校、平城広場、鳳鶴食料工場などだ。

◯九月山

黄海北道(ファンヘブクト)にある朝鮮の名山の一つ。99の峰があり、穏やかな山並みと美しい滝、朝鮮半島の中部(今の韓国)に近い植生などで、北朝鮮国内でも人気のある山だ。神話上の建国者、檀君が平壌から移ったというエピソードでも知られる。山中には、新羅時代に創建された桓因、桓雄、檀君を祀った貝葉寺という名刹があったが、朝鮮戦争で破壊され再建されていない。その末寺の月精寺は健在。

◯正方山

黄海北道(ファンヘブクト)の沙里院(サリウォン)市の外れにある山で、九月山には及ばないが人気の山。成佛寺、高麗時代の山城があり、北朝鮮国民向けのレジャー施設もある。

◯信川

◯沙里院

◯海州

◯元山

◯馬息嶺

◯金剛山

◯咸興

◯白頭山

◯七宝山

◯清津

◯会寧

◯赴戦湖

⑨北朝鮮旅行で食べておきたいグルメ

辛さ、甘さ、酸っぱさなど味がしっかりした韓国料理を食べ慣れた人に、あっさりした味の北朝鮮料理は物足りなく感じるかもしれない。平壌の料理は、昔から比較的あっさりした味だったが、金日成主席が辛いものを食べることを諌めたこともあって(ガイド談)、かなりあっさりした味だ。しかし、若い世代は韓流ドラマの影響を受けてか、刺激的な味を好むようだ。

北朝鮮の外国人用ホテルで出される朝食の一例。あっさりしていて日本人には好評だというが、中国人には物足りないかもしれない。
北朝鮮の外国人用ホテルで出される朝食の一例。どこか中国風で、味はあっさりしていて日本人には好評だというが、韓国料理好きの人には物足りないかもしれない。

◯冷麺

平壌で一番の名物といえば冷麺だろう。うまく噛み切れないのでハサミで切ることが多いが、北朝鮮ではそういうことはしない。最も有名なのは玉流館(オンリュグァン)だが、何らかの事情で別の冷麺屋になることが多い。ある日本人旅行者がガイドから聞き出した話によると、平壌麺屋のトウモロコシ麺が美味しいとのことだ。 そば粉とトウモロコシ粉を混ぜて作るニョッキのようなオルチェンイグクス、温かいスープに入った温麺などもある。

平壌では「先酒後麵」と言って、ゆで豚や餅をあてにして焼酎で一杯やってから冷麺を食べる習慣がある。

北朝鮮の冷麺。韓国のものと違い柔らかくハサミで切る必要はない。
北朝鮮の冷麺。韓国のものと違い柔らかくハサミで切る必要はない。

◯ボラのスープ

大同江を遡るボラがまるごと入ったピリ辛スープ。ボラの出汁が利いている。

◯飯床器(パンサンギ)

13個の真鍮の器に入った11種類のおかずとご飯、スープを楽しむ、韓定食に似たようなもの。いずれもあっさり味だ。

⑩北朝鮮旅行、オススメのホテル

外国人観光客は羊角島(ヤンガクト)ホテルか高麗ホテルのどちらかに宿泊することが多いが、デイリーNKジャパン的には高麗ホテルをオススメしたい。

その理由は、平壌駅に程近い市内中心部にあり、ホテルの敷地からでも街の様子が見られるからだ。また、ガイドと仲良くなれば駅前まで散歩に連れて行ってもらえるが、歩道に立ち並ぶ売台(売店)でショッピングを楽しめたりする。

一方で、ホテルの施設が充実していることから羊角島ホテルを勧める人もいる。自由時間でも自由な外出が許されず、ホテル内での滞在を強いられるためだ。

それ以外にも、平壌マラソンなど多くの外国人観光客が訪れる期間には、次のようなホテルに宿泊することもある。

◯ソサンホテル

◯青年ホテル

◯普通江ホテル

◯両江ホテル

◯解放山ホテル

◯楽浪(ランラン)ホテル 2010年にオープンしたホテルだが、2018年になって外国人観光客にも開放された。4階建ての小じんまりとしたホテルだが、平壌を流れる大同江の南岸にあり、川向うに科学技術殿堂が眺める。

外部リンク:コリョツアーズの紹介記事(記事1記事2

⑪北朝鮮旅行は危険ではない!

距離も遠くなく、意外と普通に行けちゃうのが北朝鮮。常識さえ守れば、概ね問題になることもないだろう。

ただし、日本の外務省は海外安全情報のページで次のように呼びかけている。

北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を繰り返しています。こうした状況も踏まえ、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決のために我が国がとるべき 最も有効な手段は何か、という観点から、一連の我が国独自の対北朝鮮措置を実施 しています。その一環として、人的往来の規制措置、具体的には我が国から北朝鮮への渡航自粛要請が含まれています。つきましては、目的のいかんを問わず、北朝鮮への渡航は自粛してください。