北朝鮮の金正恩党委員長は5日に訪朝した韓国の大統領特使団と会った席上、トランプ米大統領の1期目の任期内に非核化を実現し、朝米関係を改善したいとの意向を示した。訪朝した鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長が6日の記者会見で明らかにした。
(参考記事:「非核化の意思、重ねて確約」金正恩氏、韓国特使団と会談)金正恩氏はまた、「最近の朝米交渉にやや難しさがあるものの、そうした時こそトランプ大統領に対する信頼は引き続き維持される」などと強調したという。
また青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が6日の記者会見で明らかにしたところでは、トランプ氏は4日に文在寅氏大統領と電話会談した際、金正恩氏にメッセージを伝達するよう要請。また金正恩氏も鄭室長に対し、トランプ大統領宛てのメッセージを託したという。