北朝鮮の金正恩氏は、これまで様々なトンデモ指示で人々を呆れさせてきた。「タメ口を使うな」「人口が減るから避妊するな」「中国で金稼ぎしろ、でも華僑や朝鮮族には会うな」など、とうてい熟考して出したとは思えない、子供じみた指示の数々である。
北朝鮮の人々は、「指示がどれぐらい厳しく執行されるか」を見極めるために、とりあえずは従うものの、厳しくないことがわかれば、そのうち誰も守らなくなる。そして、金正恩氏が「世間知らずのおぼっちゃま」であるとの印象だけが残り、自らの権威を貶める結果をもたらしてきた。
そんな金正恩氏だが、今度は突如「鉄道の踏切を大幅に減らせ」との指示を出した。これは踏切事故を受けてのものだが、住民たちは現実を無視したバカバカしい命令に唖然とし、当局を批判している。
トラックに列車が突っ込む
その詳細を米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。