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事故が起きたのは今年6月のことだ。無煙炭を満載して中国の瀋陽から平壌に向かっていた大型トラックが、新義州(シニジュ)市内の踏切を渡っていたところに、国際列車が突っ込む事故が発生した。現場は事故直後に封鎖されたため、どれほどの被害が出たかは明らかになっていない。

この踏切には係員がおらず、何らかの理由で遮断機が下りていなかったことが事故につながったという。

この事故の報告を聞いた金正恩氏は、6月中旬に鉄道省から各地方の鉄道管理局に「全国の鉄道監視哨所を点検し、全国の半分以上の踏切を廃止せよ」との指示を下した。

列車が来ない踏切で「何を監視するのか?」

それに伴い、7月初めから「鉄道保守隊」が結成されて点検と踏切の廃止作業が始まった。この指示に住民たちは不満たらたらだ。