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最高指導者である金正恩氏が、人権問題で刑事訴追されかねない状況に追い込まれている北朝鮮にとって、国連安保理での「拒否権」を持つロシアを味方につけておくことは、きわめて重要な外交課題と言える。

一方、「ロシア指導部はウクライナ情勢などを欧米からの圧迫ととらえ、対抗心を燃やしている」(ロシア情報筋)とされ、ロシアは朝鮮半島問題においても米韓軍事合同演習などをめぐり北朝鮮の主張を支持している。

こうした諸々の状況を踏まえると、北朝鮮がロシアと綿密に打ち合わせた上で、「金正恩訪露」を実現させる可能性は低くない。実際、ロシアのラブロフ外相が戦勝70周年式典への正恩氏の参加を明言したのは、李洙墉(リ・スヨン)北朝鮮外相と会談した直後だった。