北朝鮮経済の大部分は市場経済化初期の段階であるため、「社会主義」や「国家計画」の枠で閉じ込めず放任する場合には、自然と成長していくのである。

ここが絶えず市場経済の拡散に警戒をおこたらなかった父親の故金正日総書記と、金正恩氏の決定的な違いといえる。そしてこの流れから取り残されているのが、農村と地方に代表される貧困層だ。

(3)貧富の格差拡大

先に紹介した農村幹部は「農民の多くが年間利息200%の借金地獄で生きている」と証言する。