ようやく本人に会えたとしても「作物が盗まれる」との理由で、彼らは絶対に個人耕作地を離れようとしない。
また、協同農場からは農作業員がいなくなり、「農作物泥棒」の格好のエサになってしまった。当局は、仕方なしに無職の青年を雇って協同農場の見張り番をさせている。
金正恩第一書記は、「森林復旧戦闘」を強調しながら、今年初めから始まった植林に使うため、個人耕作地の一部で耕作を禁止する措置を取っている。しかし、どろぼうを心配しなければならないほど個人耕作地が活発な様子から、この措置も毎度のごとく「なあなあ」になってしまったようだ。
【関連記事】
「穀物植えるな、木を植えよ」で心配される北朝鮮の食糧難
個人耕作地没収方針にボヤく北朝鮮の農民
個人耕作地に力を入れる北朝鮮の農民たち