北朝鮮の新興富裕層である「トンジュ(金主)」は、鉱山経営で財を築き豪邸を建てたり家政婦を雇ったりと資本主義国の大金持ち顔負けの生活ぶりを送っている。その一方で、日本で言うところの「町工場の経営者」クラスのトンジュも少なくない。

中小クラスのトンジュは、家族、親戚から資金と労働力を総動員して菓子、靴、タバコなどの製造を行って商売をする。こうした家内工業では、当然、出資額が多い工場主の息子や娘が社長になるケースが多い。社長は予算の管理と販路開拓を主な仕事としながら、、親は現場での生産工程を管理するのが一般的だ。

ただし、家族経営だけに利益の分け前を巡り親子間でトラブル、骨肉の争いが起きるケースが増えていると平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。