北朝鮮で裏コンテンツとして幅広く流通している韓流ドラマは、言葉ファッションに多大な影響を与え、北朝鮮社会や住民の意識を大きく変えたが、ここへきて新たなトレンドを生みだしつつある。平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋がその現状を探った。

平安南道粛川の魚介鍋食堂の前で休憩している人々
平安南道粛川の魚介鍋食堂の前で休憩している人々

かつての北朝鮮では、食事は「家で食べるもの」で外で食事をする、つまり外食の習慣はなかった。会議、出張などで「仕方なし」に外食を摂っていたが、そうした風潮が過去のものとなり、最近では、あえて外食に出かけることが当たり前の光景になりつつある。平壌で幹部やトンジュ(金主、新興富裕層)が有名レストランで食事をする風景は見られたが、この習慣が地方の幹部や庶民にも広まったのだ。