平壌の女子大生2人©Matt Paish
平壌の女子大生2人©Matt Paish
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北朝鮮で頻繁に使われる2つの敬称がある。同志(トンジ)とトンム(友達:〜君というニュアンス)だ。同志は目上の人に、トンムは同年輩や年下の人に使われるが、北朝鮮の若者は「ダサい」という理由で使わなくなりつつあると韓国の聯合ニュースが伝えた。

相手を敬いつつ親近感を与える「同志」

北朝鮮で発刊された国語辞典「朝鮮語辞典」によると、同志とは「思想や志を共にし同じ目的のために闘争する人」と意味づけられている。

この言葉が上下関係を重要視する朝鮮に導入されて目上の人に対する敬称に意味合いが変化したものと思われる。

例えば、金日成氏の一般的な呼称は「首領様(スリョンニム)」と「金日成同志」の2つだが、同志と呼ぶと敬いつつも親近感を与える表現となるとのことだ。