韓国の国家情報院は29日、モスクワで5月9日に開かれる対独戦勝70年の記念式典に招待されている金正恩第1書記が「訪露する可能性が高い」と国会に報告した。
北朝鮮とロシアの間ではすでに高官の往来が活発になっているほか、北朝鮮政府関係者からも訪露を肯定する発言が出始めている。
国家情報院は正恩氏の「気まぐれ」を理由に「最終段階でどうなるかわからない」として、分析が外れた場合に備えて予防線を張っている。それでも、現段階で観測できる情報要素はことごとく訪露の実現が高いことを物語っている。
【関連記事】ガスプロムが北朝鮮の天然ガス探査への関心表明