たとえば、米軍で本土防衛を担当するゴートニー司令官は4月7日、「北朝鮮が核兵器の小型化に成功し、移動式の大陸間弾道ミサイルに搭載するようになる」との見解を述べ、強い危機感を示した。
それに先立ち3月25日には、ジェームズ・クラッパー米国家情報長官が下院歳出委員会の軍事小委員会に対し、北朝鮮が米国本土を直接攻撃可能な移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)を配備できる状態にあるとする見解を明らかにしている。
もっとも、こうした見解について韓国の国防当局者からは、「最近の米国の発表はあまりにも先走り過ぎだ」との声が聞こえる。
これ以外にも、オリ・ハイノネン国際原子力機関(IAEA)元事務次長も3月、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)とのインタビューを通じて、米国専門家らの安易な分析に警鐘を鳴らしている。