デイリーNKジャパンでは、北朝鮮の市場動向を定点観測しているが、今年に入ってから比較的物価が安定。その理由としてロシアから小麦粉や原油などが輸入されているからだと内部情報筋は指摘する。一般住民の間からもロシアとの親密ぶりを歓迎する声は多い。
仮に金正恩氏が訪露すれば、特大の「手土産」を持たせる可能性もなくはない。
ロシアがそのような行動に出るのはひとえに、ウクライナ問題で対立を深める米国に対し、あらたな世界戦略で挑もうとしているからにほかならない。その世界戦略の中で、北朝鮮を親米路線に転換させないことは、大きな意味を持っているのである。
一方、米国は最近になってしきりと、北朝鮮の「核の脅威」を強調している。