江原道(カンウォンド)のデイリーNK内部情報によると、地域の送配電部に人民元で100元(約1940円)を払えば、工場に割り当てられた電線を家に繋いでくれて、毎月5万北朝鮮ウォン(約750円、コメ10キロ分)を支払えば、20日間毎日10時間の電気を流してくれるとのことだ。
「稼働している工場、企業所に供給すべき電気を個人に横流しし、料金は地域の送配電部の幹部の懐に入る。職員は2〜3日に1回、トンジュの家を訪ねてきちんと電気が供給されているかをチェックしてあげている」
北朝鮮の電気料金は定額制で、3ヶ月で100北朝鮮ウォン(約1円50銭、コメ20グラム分)を人民班を通じて支払う。しかし、まともに電気が来たためしがない。楽に電気を使うには通常の電気代の1500倍を払えということだ。