「人々は100元はなんとかなっても、毎月5万北朝鮮ウォンはとても負担できない。電気監督員がやってくれば酒も出さなければならず、負担はさらに増える。経済的余裕があっても、カネを騙し取られるのではないかと躊躇する人もいる」(内部情報筋)
2~3日に1回の訪問アフターケアの真の目的は、電気監督官のタカリにあるようだ。
盗電がバレたら罰金、電線まで没収
5万北朝鮮ウォンがなければソーラーパネルも買えない。ついつい出来心で盗電してしまう人もいるが、それに対する制裁はかなり厳しい。
「工場向けの電線を勝手に引っ張り、バレたら罰金を取られて電線も没収される。そうなると市場で1メートル300〜500北朝鮮ウォン(約4.5〜7.5円)もする高価な中国製の電線を買うしかない。数百メートル分を買ったら、数十万北朝鮮ウォンにはなる」
内部情報筋は電力事情について、様々な人々が不満を口にしていると伝えた。
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