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北朝鮮の朝鮮中央通信は関係が冷却化している中国に対して「ネガティブ・キャンペーン」を張る一方、ロシアに関する記事は数も多く、友好ムード一色。ロシアの肩を持って、ウクライナ批判も展開している。

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ロシア側の論調はさらに露骨だ。国営ラジオ「ロシアの声」は3月4日、北朝鮮が猛反発している米韓合同軍事演習について、ロシア科学アカデミー極東研究所朝鮮調査センターのアレクサンドロ・ゼービン所長の声を借り、次のような論陣を張った。

「私なら、最も単純な問いから始める。一体どこで演習が行なわれているのか、ということだ。北朝鮮はカリフォルニアかフロリダの沿岸部で演習をやっているとでもいうのか? それとも、北朝鮮の空母がロサンジェルスかリッチモンドを巡航しているのか? あるいは北朝鮮の海兵隊が米国沿岸に降り立ったとでもいうのか? 米国から何千マイルも離れた場所で米国は何万、いや何十万人もの軍人の参加する演習を行なっている。これはもちろん、演習場所の近隣諸国の憂慮を招かないわけはない。このため、北朝鮮が自国の国防能力の強化策を取るのは当然のことだと思う」