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「私はそうした(北朝鮮をめぐり米韓が中国との対立に踏み切るだろうという)危険性も除外しない。なぜなら韓国は事実上北朝鮮を煽動しており、米国が北朝鮮に攻撃をしかける口実になりそうな報復的行動を起こさせるよう導いているからだ。世界の情報空間では米国および西側のマスコミが覇権を握っていることを考えると、まるで米韓が北朝鮮からの暴力と煽動に反撃を行なったかのような事態は期待できると思う。これこそが、こうした演習のたくらみなのだ。心理的、プロパガンダ的準備が進行している。これは、新たな北朝鮮の指導者の経験の足りなさを利用し、相手はおそらく激しい報復に出てくるだろう、そのときはこれを前提条件に北朝鮮を懲らしめてやろうという方向へむいている。おそらくこれは大規模な介入ではなく、限定攻撃を行い、それに北朝鮮がどう反応するかを見るためではないだろうか。」

人権問題でも北朝鮮擁護

ロシアが米韓合同演習に不快感を示すのは初めてでないにせよ、この論調は金正恩氏にとって100点以上の出来と言える。正恩氏にとってさらにありがたかったのは、これに先立つハングル版3月3日付(日本語版は4日付)の報道だったかもしれない。「ロシアの声」は人権問題について、北朝鮮を強力に擁護している。