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何でもその気にさえなれば
プログラムで作る
先軍時代の機械工業の誇り
われわれ式CNC技術
CNCはチュチェ(主体)工業の威力
CNCは自力更生の手本
突破せよ 最先端を

生前の金正日総書記が並々ならぬ関心を見せ、技術革新の象徴として持ち上げられたCNC(コンピュータ数値制御)。歌にもなり、2010年のマスゲーム「アリラン」にも登場するほどだった。

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また、権力世襲の準備段階にあった金正恩氏の偶像化にも担ぎ出された。以下は、2009年12月に配布された教養資料の一部だ。

今年、わが国5000年の歴史になく、世界にもなかった珍しい祝砲夜会(花火大会)が行われたが、その夜会は偉大なる将軍様(金正日氏)に対する高潔な忠誠心を持った青年大将同志(当時の金正恩氏の呼称)が直接指揮されたものだ。

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(中略)

わが国のイルクン(幹部)が祝砲製作技術を学ぶために中国に行ったが、あの国の人たちは技術を見せてくれず、核心的な技術を出そうとはしなかった。しかし、偉大なる将軍様がわれわれ式の祝砲夜会を見せつけることについての確固たる決心をし、それを聞いた青年大将同志は何日も徹夜して祝砲の芸術化、定型化、自動化を成し遂げた。

そんなご自慢のCNC技術を使って制作された製品に重大な欠陥があることが判明し、現場は大騒ぎになっている。咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

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金正恩氏が旗振り役となり、来月10日の朝鮮労働党創立75周年を飾るものとして建設が進められている平壌総合病院。その現場に納入する絶縁用の碍子は、咸鏡北道の鏡城(キョンソン)碍子工場が生産している。CNCの手本とされてきた工場で、生前の金日成主席も何度も訪問している。

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今年8月と9月初めに生産し、現場に納入した碍子が、国家品質監督委員会の品質検査を受けたのだが、不良品が極端に多く、不良率がなんと3分の1にも達したのだ。許容される不良率は製品によって異なるが、これは到底許容できるものではなかったようで、内閣の検閲小組(監査チーム)12人が11日に派遣される事態となった。特に問題視されているのは、国際的なISO規格に合致していない点だという。

当局は、今回の件を非常に重く受け止めていることから、工場の幹部の処罰は避けられないと見られている。ただ、病院の建設を終えることが最優先という事情があり、処分は後回しにして碍子の生産に集中している。納期の目標は今月20日だ。

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住民の間では「医療装置のテストを行う段階なのに、まだ碍子でモタモタしているので、10月10日完成など絵に描いた餅だ」などと言われていると、情報筋は伝えた。外見だけを完成させた上で、完工式を先に済ませ、残りの工事を行うという今までの手法で乗り切るのだろう。

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平壌総合病院の工事を巡っては、手抜き工事、住民の過度な税負担、建設現場周辺での窃盗多発など問題が相次いでいる。

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