一方、上述のインドとロシア映画は慈江道にはまだ入ってきてないとのことだが、視聴禁止リストの発表で、むしろ「どんな映画なのだろう」という市民の好奇心を刺激する結果を生んでしまった。こういうことは北朝鮮でしばしば起きる。
2016年に韓国で制作された「仁川上陸作戦」はその名の通り、朝鮮戦争を描いたものだが、当局が内容を伝えずに視聴禁止命令を出したために、逆に市民の好奇心を煽ってしまう結果となった。当局の視聴禁止リストが「面白い映画リスト」になるということだ。
(参考記事:朝鮮戦争を描いた韓流映画、北朝鮮で前評判高まる)今回の視聴禁止リストには、違反時の処罰についても明記されている。