北朝鮮の内閣などの機関紙・民主朝鮮は7日、日本の主催で行われた多国間の海上阻止訓練について「危険極まりない軍事的妄動」であると非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
(参考記事:北朝鮮、片山さつき発言に反発「悪辣な差別正当化」)訓練は25日、房総半島沖などで行われ、米国や韓国など26カ国が参加。大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)に基づき、兵器関連物資を輸送していると想定した船を捜索した。外務省によると、訓練は各国の法律の範囲で行われ、特定の国や事態は想定していないという。
論評は、「これはせっかくもたらされた朝鮮半島情勢緩和の雰囲気を害する危険極まりない軍事的妄動」であるとして反発した。