意思決定プロセスが硬直化しているため、市場価格に合わせることができないのだろう。一方で、購入を希望する人は値下げを要求する。双方の話がまとまらないため、売買が止まってしまった。
不動産価格が下落に転じたのは新義州だけではない。北朝鮮の物流の中心、平安南道(ピョンアンナムド)の平城(ピョンソン)、順川(スンチョン)でもこの数ヶ月でマンション価格が下落している。
ゴーストタウン化
平城の駅前にあるマンションは昨年まで6万ドル(約682万円)で売られていたが、今年に入ってから5万ドル(約568万円)に、郊外のマンションは5000ドル(約57万円)から3200ドル(約36万円)に下落した。雰囲気は買い手市場となり、値段はさらに下がりそうだと情報筋は見ている。