不動産価格の下落には、売りに出される一般住宅が増えていることも影響している。商人は運転資金を得るため、貧しい人は当座の生活費を得るために家を売り払う事例が増えている。
その一方で、貸家の家賃相場は高騰しており、5万北朝鮮ウォン(約650円)から2倍に跳ね上がった。
(関連記事:北朝鮮のマンションパンフ公開 不動産ビジネスが活況)不動産市場の不況は、新義州の対岸、中国・丹東も同様だ。2015年頃から価格の下落が始まり、市当局が中朝貿易の発展を見込んで建設した新市街地は、半ばゴーストタウンと化している。
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