北朝鮮の朝鮮法律家委員会の代弁人(スポークスマン)は2日、朝鮮中央通信の記者の質問に答える形で「米国が国連安保理の対朝鮮『制裁決議』を合理化しようとする詭弁を並べ立てている」と非難した。同日、朝鮮中央通信が報じた。

スポークスマンは、「米国とその追随勢力が国連安保理を盗用して今まで作り上げ、でっち上げたすべての反共和国『制裁決議』は、主権国家の合法的権利と公認されている国際法を乱暴に無視したことで、その不法性が日を追って赤裸々にさらけ出されている」と指摘。

また、「国連安保理で作り出す『制裁決議』が何らの法律的根拠もなく、主権国家の合法的権利と国連憲章に明記されている国際関係の諸般の原則に対する乱暴な蹂躙になるということは、すでに国際法律界でも結論を下した問題である」と強調した。

さらに、「国連安保理の一般的権能を規制した国連憲章第39条は、『制裁決議』の法律的根拠になり得ず、どの国際法にも特定国家の核実験や衛星の打ち上げが平和に対する脅威になると規制されていない」と主張しながら核・ミサイル開発を正当化した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮法律家委代弁人 国連安保理の対朝鮮「制裁決議」を合理化しようとする詭(き)弁を並べ立てている米国を糾弾

【平壌2月2日発朝鮮中央通信】朝鮮法律家委員会のスポークスマンは、米国が国連安保理の対朝鮮「制裁決議」を合理化しようとする詭(き)弁を並べ立てていることに関連して2日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

米国とその追随勢力が国連安保理を盗用して今まで作り上げ、でっち上げたすべての反共和国「制裁決議」は、主権国家の合法的権利と公認されている国際法を乱暴に無視したことで、その不法性が日を追って赤裸々にさらけ出されている。

特に、封鎖型の反共和国「制裁決議」は、わが人民の生存権と開発権を全面否定し、現代文明を破壊してわが社会を中世的な暗黒世界に逆戻りさせようとする反人倫、反文明行為であるため、国際社会の糾弾をそそっている。

国連安保理で作り出す「制裁決議」が何らの法律的根拠もなく、主権国家の合法的権利と国連憲章に明記されている国際関係の諸般の原則に対する乱暴な蹂躙(じゅうりん)になるということは、すでに国際法律界でも結論を下した問題である。

1966年、米国が以前のローデシアが英国からの独立を宣布したことに対する報復として国連憲章第39条を突きつけて国連史上、初めてとなる「制裁決議」第232号を作り出した時、国際法律界は「制裁決議」の不法性を条目ごとに暴き、国連安保理の越権行為を強く問題視した。

われわれは、米国が公認されている国際法を無視して国連安保理の権能を悪用して決議でない「決議」を引き続き作り上げていることに関連して、国連事務局に「制裁決議」の法律的根拠を解明するための国際的な法律専門家のフォーラムをニューヨークやジュネーブで組織することを求めた。

しかし、米国は国際法も知らない朝鮮問題専門家らを推し立てて国連憲章第39条に従って特定国家の行動が平和に対する脅威と決定されれば国連安保理は当該の対策を講じることができるだの、朝鮮の核拡散防止条約の脱退を他国が認めなかったため国連安保理は制裁を加えることができるだのと言う古ぼけた詭(き)弁をいまも並べ立てている。

国連安保理の一般的権能を規制した国連憲章第39条は、「制裁決議」の法律的根拠になり得ず、どの国際法にも特定国家の核実験や衛星の打ち上げが平和に対する脅威になると規制されていない。

また、われわれの核拡散防止条約脱退は条約第10条に従って手順を踏んだ合法的なことであり、条約文のどこにも脱退が他国の認定を受けなければならないと規制した文句自体もない。

米国の朝鮮問題専門家という者らが並べ立てる詭(き)弁は、国際的な法律専門家のフォーラムを開いて「制裁決議」の法律的根拠を公開的に論議するのが切実に必要であるということを如実に示している。

法治と国際法規範の順守を唱える国連は、われわれの正当な要求に顔を背けず、直ちにフォーラムを組織して国際社会に対して担った責任と義務を果たすべきであろう。

朝鮮法律家委員会は、正義と真理を重んじる国際社会と法律団体が「制裁決議」の法律的根拠を公開的に論議する国際的なフォーラムを組織すべきだというわれわれの提起に積極的に呼応することを願う。

    関連記事