チュ記者は続けて、「何をしても許される政治システム」を残してくれた父・金正日と、祖父・金日成に対し、金正恩氏は感謝しているのではないかと推測する。
(参考記事:金正恩氏が父親から受け継いだ「喜び組」パーティーの悪癖)「仕事をしようがしまいが、誰も何も言わず、時たま現地指導に出かけて話す内容は側近によって『教示』に早変わりする。そればかりか、祖父ほどに年の離れた老幹部がひざをつき、目も合わせられない。酒に酔っては老幹部に徹夜で反省文を書かせる」という自由を前に、金正恩氏は「統治というのは簡単なものだ」と錯覚している可能性があるというのだ。