「4,5年前は砲射撃の訓練をしても、一個大隊や連隊程度を動員したものが、最近では数個軍団にまたがる砲数百門を元山(ウォンサン、東海岸の港湾都市)にまで引っ張ってきて、島をめがけて射撃訓練を行うほどになった」として、金正恩氏が軍事を「楽しんでいる」と評している。
さらに、「今月11日にあった『青瓦台(韓国大統領府)』襲撃訓練もこの一環だ」とする。実際の半分ほどの大きさの建物を破壊する姿を見て笑う金正恩氏の姿にチュ記者は驚きを隠さない。「建物の費用だけでも高層ビル一棟分は優にかかっているだろう。普通ならば、これにかかる費用を考えると笑うことはできないはずだ」とつづる。
人民の生活水準向上に一切のリソースを割かない北朝鮮の「伝統」への強烈な批判だ。