中国、ロシアなど一部の国が採択から離脱したため、無投票採択となったが、「公開処刑」や「政治犯収容所」などに代表される残忍きわまりない北朝鮮の人権侵害に対して、国際社会は改めて強い圧力をかけることを宣言した。なによりも金正恩氏を「人道に対する罪」で調査する可能性があるとする報告書をまとめた。
(参考記事:金正恩氏は「人道に対する罪」で破滅の瀬戸際にある)つまり、金正恩氏はアドルフ・ヒトラー、ヨシフ・スターリン、ポル・ポト、そしてスロボダン・ミロシェビッチなど「残酷な独裁者」として悪名が高い人物と同列に並べられようとしているのだ。
もちろん、金正恩氏もそして最高指導者の権威を国家の背骨とする北朝鮮当局も、こんなことを受け入れられるわけがない。