北朝鮮住民の多くは、自宅の周辺或いは近所の山に個人耕作地を持っている。当初は深刻な食糧難をしのぐためのものだったが、今では市場でに大量の作物を出荷するほどになり、庶民の食卓を支えている。
ところが、「全国樹林化」と称し、強引な方法で植林事業と進める当局との摩擦が絶えない。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
数年前から進められていた植林事業が、北朝鮮当局が現在進めている大増産運動「200日戦闘」の主要課題として登場した。故金日成氏の提案した「全国段々畑化」に加え、90年代末の大飢饉「苦難の行軍」を生き抜くために作られた個人耕作地により、山はすっかり荒廃化してしまった。