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慢性的な経済難に見舞われている北朝鮮だが、トンジュだちは、「ピョンハッタン(平壌とマンハッタンを合わせた造語)」と呼ばれる平壌市内の一角で、ZARAやエイチ・アンド・エムなどのファストファッションを着こなすなど、贅沢な消費生活を送っている。

(参考記事:整形顔の「北朝鮮セレブ」はZARAとナイキがお気に入り

一方、デイリーNK内部情報筋によると、このエスキモーが地方都市でも大々的に売られるようになったという。実は、国際社会の経済制裁により、資金難に苦しんでいる北朝鮮当局が、打開策として目をつけたようだ。販売人は駅前、市場、交差点などにバッテリーに繋いだ冷凍庫を置いて、エスキモーを売っている。

昨年までは平壌市内にしか出荷していなかったが、今年からは平壌の貿易会社と、平壌郊外の物流拠点、平城(ピョンソン)のトンジュが手を組んで、地方にも出荷するようになった。平城のトンジュは、平壌の貿易会社から卸してもらったエスキモーをトラックに積み、各地方のトンジュに出荷するという形だ。