このアパートは招待所が立ち並ぶ文繍通り沿いの林の中にあり、5階建てで1フロアが100坪というかなり大きなものだ。数棟が並んでおり、外務省や統戦部、人民武力の高級幹部たちに各1フロアが与えられた。
毎朝、冷凍車が新鮮な食料を配給して周り、子供たちは専用の送迎バスで学校に通う。夫人たちには毎月、小遣いとして2000ドルが支給されるという。
しかし、外交の司令塔として多忙を極める姜錫柱自身が、ここに帰宅することはほとんどない。
秘密パーティーの内幕
普段は外務省の庁舎で寝起きし、週末は金正日の開く「秘密パーティー」に体を取られていた。それに彼には、妻以外にも身の回りの世話を焼く女性がいくらでもいた。