RFAの現地情報筋によると、中朝貿易の拠点の一つである恵山(ヘサン)市で、女性は、中国から輸入した品物を内陸地方に運ぶ中継貿易、卸売、運送を行い、地域一の金持ちとして知られていたという。そして、地元の保衛部はこの女性に目をつけた。
「保衛部の連中は、時間をかけて女性の身辺調査を行い、ある程度の証拠が揃ったところで女性を連行、6ヶ月間に渡って取り調べを行った。同時に、自宅に家宅捜索に入り、帳簿を押収、取引額を確認した上で、財産全てを罰金として没収してしまった」(現地情報筋)
保衛部が押収した額は数百万人民元に及ぶと言われている。(100万人民元は約1672万円)
利権めぐり「殺し屋」まで登場
女性は既に釈放されたが、全財産を失い路頭に迷っている。