党大会では、朴奉柱(パク・ポンジュ)総理を労働党政治局の常務委員に昇進させ、郭範基(クァク・ポムギ)氏、吳秀容(オ・スヨン)氏、盧斗哲(ロ・ドゥチョル)氏などの経済官僚を労働党政治局委員と候補委員に登用するなど、経済に力を入れる姿勢を鮮明にしている。
また、イルクン大会では、地方での銀行設立など金融システムの再整備が議論された。
その一環として、北朝鮮の銀行が最近になって送金や貸出業務を始めた。北朝鮮国内の情報筋が、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に語ったところによると、各地方を結ぶネットワークを利用して、地方への送金も可能だという。
市場を漂う外貨
近年、金融サービスを担ってきたのは個人のトンジュ(金主、新興富裕層)たちだ。独自のネットワークを利用して送金業務を行ってきたが、国営銀行も金融サービスを再開した。