今年も、北朝鮮恒例の「田植え戦闘」の季節がやって来た。北朝鮮当局は、5月を「農村支援総動員期間」にすることを宣言し、移動、市場での商売の統制を始めた。また、高校、大学を休校にして、学生たちを農村へと送り込んでいる。
平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、最近、朝鮮労働党中央委員会政務局は、5月15日から6月15日までを「農村支援総動員期間」にすると宣言した。
期間中は、経済活動や市民の生活に大幅な制限が加えられる。市場の営業時間は午後5時から8時までの3時間に制限され、商売目的での地域外への移動も禁じられた。また、理髪店、美容室、銭湯の営業も午後5時以降に制限され、レストランでは酒類の販売が禁じられる。