大学と高等中学校(高校)に対しては、休校措置が取られ、学生は1ヶ月間農村に行って「農村支援戦闘」に参加するように指示が下された。また、専業主婦、老人、中学生は、近隣の農場で支援に参加せよと指示された。
平安南道や黄海道(ファンヘド)など、すでに田植えが始まっている地域もある。地元住民によると、街のいたるところに農村支援戦闘関連のスローガンが掲げられている。また、宣伝用の街宣車からは大音量でプロパガンダ音楽が流され、プロパガンダ要員が「支援に行け!」とがなりたてていて、うるさくてたまらないという。
そればかりか、町中には「検閲(監査)官」の腕章を腕に巻いた保安員(警察官)が立っており、サボる者がいないかチェックしている。また、裁判所や検察の要員も、工場、企業所、住宅地を回っている。サボっていることがバレたら、最長で10日間拘留される。