「商品を載せて羅先(ラソン)に向かっていた中国のトラックが些細な交通違反を犯した。すると、保安員に車を停められ、違反切符を切られたのだが、罰金の欄に中国人民元で500元(約8450円)と書かれてあった」
確かに、北朝鮮国内では、ウォンの価値は下がり、外貨依存度は極めて高い。それでも、罰金は北朝鮮ウォン払いだったと、2009年まで北朝鮮にいた脱北者は語った。
しかし、最近では危険なシラミ取り石鹸を売っていた商人は3000元、携帯電話で中国や韓国へ違法通話を行った人は5000元を払わなければならない。
罰金の外貨払いーーーその裏には北朝鮮独特の事情があった。