北朝鮮の金正恩氏は、新型の対空迎撃誘導兵器システムの戦闘性能判定のための試射を指導した。朝鮮中央通信が2日、報じた。試射の日時は明かされていないが、1日に韓国軍が補足した地対空ミサイル発射と同一の可能性がある。

また、試射されたミサイルは、ロシアのS300、中国のHQ-9(紅旗9)を模倣して開発されたとされるKN-06と見られる。KN-06は射程が100~150キロで、北朝鮮の兵器では新型の部類に入り、繰り返し発射が行われている。

対空迎撃誘導兵器システムの試射を指導した金正恩氏(2016年4月2日付労働新聞より)
対空迎撃誘導兵器システムの試射を指導した金正恩氏(2016年4月2日付労働新聞より)

同通信によると、金正恩氏が見守る中、打ち上げられた対空迎撃ロケット(ミサイル)は、空中目標を正確に打撃、消滅させたという。

これを見た金正恩氏は、「今日のこの成果は朝鮮労働党の国防科学技術重視政策の正当性と飛躍的に発展しているわれわれの国防力に対するもう一つの一大誇示になる」と、大満足の意を表したという。

新型の対空迎撃誘導兵器システムの戦闘性能判定のための試射(2016年4月2日付労働新聞)
新型の対空迎撃誘導兵器システムの戦闘性能判定のための試射(2016年4月2日付労働新聞)

試射指導には、李萬建(リ・マンゴン)、李炳哲(リ・ビョンチョル)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、ホン・ヨンチル、キム・ジョンシク、尹東絃の各氏が同行した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

金正恩最高司令官が新型の対空迎撃誘導兵器システムの戦闘性能判定のための試射を指導

【平壌4月2日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長である朝鮮人民軍の金正恩最高司令官が、新型の対空迎撃誘導兵器システムの戦闘性能判定のための試射を指導した。

金正恩最高司令官を朝鮮人民軍航空・対空軍司令官のチェ・ヨンホ航空軍大将と国防科学部門の幹部らが迎えた。

金正恩最高司令官が見守る中、大地から力強く打ち上げられた対空迎撃ロケットが敵の空中目標を正確に打撃、消滅した。

判定を通じて、われわれの力と技術で研究、開発、製作した新型の対空迎撃誘導兵器システムの戦闘的性能が最新軍事科学技術的要求に完全に到達したということが検証、実証された。

金正恩最高司令官は、今日のこの成果は朝鮮労働党の国防科学技術重視政策の正当性と飛躍的に発展しているわれわれの国防力に対するもう一つの一大誇示になると大満足の意を表した。

李萬建、李炳哲、趙甬元、ホン・ヨンチル、キム・ジョンシク、尹東絃の各氏が同行した。

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