人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

そうではなく、仮に米韓が北朝鮮への先制攻撃を意図した場合、このロケット砲による破壊を覚悟しなければならなくなった、ということなのだ。

こうした構図は、金正日時代までの朝鮮半島には存在しなかったものだ。極端な秘密主義を取る北朝鮮は、兵器の数や性能をひた隠しにした。それに対して米韓は、最新兵器の増強ぶりを誇示することで、北からの不気味な軍事圧力を抑止していた。

その関係が、最近になって逆転してきているように見える。米韓が、金正恩氏への「斬首作戦」の動きを見せて不気味さを漂わせる一方、正恩氏は最新兵器から自分の“ヘンな写真”までをかたっぱしから公開する情報戦略で対抗しているのだ。

(参考記事:金正恩氏が自分の“ヘンな写真”をせっせと公開するのはナゼなのか
(参考記事:米軍が「金正恩斬首」部隊を韓国に送り込んだ

それでも、総合的な軍事力で勝る米韓が優勢なのは言うまでもない。