北朝鮮は、世界的にも珍しい国内移動の自由がない国だ。「通行証」がなければ隣の町に行くことすらできない極めて閉鎖的な社会だった。ところが、草の根市場経済化が進むに連れ、ビジネス目的で移動を繰り返す人が急増した。

民営バスのドライバーは、あらかじめ検問所の担当者にワイロを渡し検問を避けることで、お客を集めていたが、最近再び移動への統制が強まってきた。その詳細を米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

検問強化の狙いは?

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は語る。

「最近、国境地域へと向かう道路の検問が突然強化された。清津(チョンジン)から中国国境の南陽(ナミャン)まで検問所が11ヶ所にあったが、最近急に13ヶ所に増やされた。非常に厳しくて、正式に発行された通行証を持っていても、2日も通してもらえないケースがある」