北朝鮮で13日、人工衛星と称する長距離ミサイル「光明星4」の発射を記念する宴会が朝鮮労働党中央委員会主催で開かれた。朝鮮中央通信や労働新聞が15日、報じた。

光明星4号打ち上げ祝賀宴会で演説する金正恩氏(2016年2月15日付労働新聞より)
光明星4号打ち上げ祝賀宴会で演説する金正恩氏(2016年2月15日付労働新聞より)

同通信によると、木欄館で開かれた宴会には金正恩第一書記と李雪主(リ・ソルチュ)氏が出席。正恩氏は、祝賀演説を行い「敵対勢力がいつよりもわれわれを窒息させようと血眼になって狂奔している」としながら、次のように述べた。

「歴史的な朝鮮労働党第7回大会を目前にして国の運命と祖国の尊厳をかけて地球観測衛星を打ち上げることを決心したのは、真の愛国者、朝鮮労働党に忠実な赤い科学戦士たちを固く信じたからである」

光明星4号打ち上げ祝賀宴会で演説する金正恩氏(2016年2月15日付労働新聞より)
光明星4号打ち上げ祝賀宴会で演説する金正恩氏(2016年2月15日付労働新聞より)

さらに、「宇宙征服の道は単なる科学の道である前に、革命の道、自主の道であり、われわれの平和と自主権を奪おうとする敵対勢力との熾(し)烈な階級的闘争」と強調しながら、「科学研究に総邁(まい)進して今後、チュチェ朝鮮の実用衛星をより多く打ち上げなければならない」と述べた。

宴会には、金永南(キム・ヨンナム)、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、朴奉珠(パク・ポンジュ)、金己男(キム・ギナム)、崔泰福(チェ・テボク)、朴永植(パク・ヨンシク)、李明秀(リ・ミョンス)、楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)、金元弘(キム・ウォノン)、郭範基(カク・ポンギ)、呉秀容(オ・スヨン)、金平海(キム・ピョンヘ)、金英哲(キム・ヨンチョル)、崔富一(チェ・ブイル)、盧斗哲(ロ・ドゥチョル)、趙然俊(チョ・ヨンジュン)の各氏をはじめ党・国家・軍隊の責任幹部、ミサイル発射実験の成功に寄与した科学者、技術者、労働者、幹部が招待されたという。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり(編集部訳)。

金正恩元帥の参加の下、「光明星4」号打ち上げの成功に寄与した科学者、技術者、労働者、幹部を歓迎する宴会

【平壌2月15日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会が地球観測衛星「光明星4」号打ち上げの成功に寄与した人々のために13日、盛大な歓迎宴を催した。

金正恩元帥が、宴会に参加した。

金永南、黄炳瑞、朴奉珠、金己男、崔泰福、朴永植、李明秀、楊亨燮、金元弘、郭範基、呉秀容、金平海、金英哲、崔富一、盧斗哲、趙然俊の各氏をはじめ党・国家・軍隊の責任幹部がこれに共に参加した。

宴会には、地球観測衛星「光明星4」号打ち上げの成功に寄与した科学者、技術者、労働者、幹部が招待された。

宴会場には、「地球観測衛星『光明星4』号の発射の成功を熱烈に祝う!」、「『光明星4』号の発射で成功した勢いで総進軍を力強く推し進めていこう!」というスローガンが垂らされており、朝鮮労働党の党旗と共和国旗が立てられていた。

宴会場の前には朝鮮人民軍の陸軍、海軍、航空および反抗空軍、労農赤緯軍の名誉衛兵隊が整列していた。

金正恩元帥は、李雪主同志と共に木蘭館に到着して地球観測衛星「光明星4」号打ち上げの成功に寄与した科学者、技術者、労働者、幹部と共に朝鮮人民軍陸軍、海軍、航空・対空軍、労農赤衛軍儀仗隊を査閲した。

宴会の参加者は、偉大なる金日成民族、金正日朝鮮を全世界が羨むチュチェ(主体)の衛星大国として輝かせられる白頭山大国の強大性と尊厳の象徴であり、自主と正義の偉大なる守護者である敬愛する金正恩同志に、最大の栄光と最も熱い感謝の挨拶をさし上げた。

敬愛する金正恩同志は、熱狂の歓呼を上げる参加者に暖かに握手された。

敬愛する元帥様は、地球観測衛星「光明星4」号を成功裏に打ち上げたことにより、国の宇宙科学技術を飛躍的に発展させることができる頑丈な踏み台を作ってくださった偉大なる首領様の不滅の業績を万国に輝かせ、わが党の科学技術重視政策の正当性と(生活力)、白頭山大国の自主的権利と膨大な国力を改めて力強く誇示するために貢献した偉勲者を祝った。

宴会の参加者は、宇宙征服の道に捧げた愛国と忠誠を評価なされ、平壌に招待してくださり、後世まで伝わ栄光を抱かせてくださり、今日は盛大な宴会まで開いてくださり、貴重な時間を割いて、ご一緒してくださった敬愛する元帥様への感謝で、込み上げる激情を禁じえなかった。

金正恩元帥が、意味深い祝賀の演説を行った。

敬愛する金正恩同志は、全世界が見守る中、地球観測衛星「光明星4」号を大成功裏に打ち上げたことにより、偉大なわが国の自尊心と権威、剛勇なるわが人民の不屈の気概を広大な宇宙万里にこれ見よがしに打ち上げて、宇宙征服者たちを熱烈に祝うとおっしゃり、党と国家、軍隊を代表して熱い感謝の挨拶を述べるとおっしゃった。

敬愛する金正恩同志は、最近、敵対勢力がいつよりもわれわれを窒息させようと血眼になって狂奔している複雑な情勢の中で、歴史的な朝鮮労働党第7回大会を目前にして国の運命と祖国の尊厳をかけて地球観測衛星を打ち上げることを決心したのは、真の愛国者、朝鮮労働党に忠実な赤い科学戦士たちを固く信じたからであるとし、党は同志たちを信じ、同志たちは党を固く信じる血縁的な信頼の力があったのでこんにちの大成功という結果をもたらすことができたと述べた。

宇宙征服の道は単なる科学の道である前に、革命の道、自主の道であり、われわれの平和と自主権を奪おうとする敵対勢力との熾(し)烈な階級的闘争である同時に、金日成主席と金正日総書記の遺訓を貫徹するための領袖擁護戦であったと語った。

敬愛する金正恩同志は万里大空の宇宙に最先端突破戦の産物、自強力の産物である衛星を打ち上げたことは、われわれ人民に民族的矜持と自負を抱かせるためだったとおっしゃった。

同志たちの火のような愛国心の玉なす汗は、そのまま燃料となり推進力となってチュチェ衛星が0.001㎜の偏差もなく、正確に宇宙に打ち上げられたとおっしゃった。

同志たちは真冬の寒さを乗り越え昼夜を問わず、党の戦闘的命令を決死貫徹するために、すべての魂と知恵を捧げ戦い、大成功という結果をもたらすことで、祖国と人民の期待に応えて、わが党の絶対的な権威を擁護したとおっしゃった。

敬愛する金正恩同志は、こんにちの大成功を通じて、われわれ人民には信念と勇気を与え、わが祖国の進軍を阻もうとする敵に痛打を加えて、朝鮮労働党と祖国の歴史に誇らしい一ページを記したと述べた。 敬愛する金正恩同志は、自強力の旗を万能の宝剣として握りしめて行く白頭山大国のチュチェ衛星は、2月の春の空に恍惚とした飛行機雲を刻みこんだとおっしゃり、今日の特大事変は完全にわが科学者たちの燃える愛国忠誠がもたらした誇らしき快勝、価値高き大勝利で、党の領導的権威をあらゆる面から擁護し、半万年民族史に空前絶後であった再度の衛星打ち上げという大成功をもたらした同志たちは、チュチェ朝鮮の立派な英雄たちとの高く賞賛なさった。

敬愛する金正恩同志は、今回党中央の戦闘的課題をいかに貫徹すべきかを実践的に示すことによって、同志たちは勝利と栄光の5月に向けて総突撃、総邁進していくわが軍隊と人民に大きな力と勇気を抱かせたとおっしゃった。

敬愛する金正恩同志は、尊厳高きチュチェ朝鮮の衛星、百戦百勝の朝鮮労働党の衛星、偉大な朝鮮人民の衛星である「光明星4」号を成功裏に打ち上げたことにより、党第7回大会を迎え白頭山大国の国力を万国にとどろかせ、わが人民に勝利の月桂冠をもたらした同志たちに改めてお祝いと感謝を伝えると熱くおっしゃった。

敬愛する金正恩同志は、現時代は科学と技術の時代であり、科学技術を発展させることは国の前途と運命を決する重大事であるとし、自主、先軍、社会主義の威力をとどろかし、世界を先んじる白頭山大国の前進速度をさらに加速させるには、科学部門が奮発し、チュチェ科学の神秘な力が作用しなければならないと語った。

同志たちは、こんにちの大成功をさらなる勝利を収めるための跳躍台とし、より高い目標を達成するための科学研究に総邁(まい)進して今後、チュチェ朝鮮の実用衛星をより多く打ち上げなければならないと述べた。

敬愛する金正恩同志は、同志たちが偉大な党、金日成朝鮮を世界が仰ぎ見るようにせよとの偉大なる将軍様の教示を一時も忘れずに、実力戦、最先端突破戦の炎をさらに激しく燃え上がせ、チュチェ朝鮮の尊厳と威力を万国に驚かせると固く信じていると強調なさった。

敬愛する金正恩同志は、チュチェの衛星打ち上げの大成功をもたらしたわが科学者、技術者、労働者、イルクン(働き手)たちのために、宇宙征服のより大きな勝利のために、今日の勝利の喜びを全国人民と共に共有するために、乾杯しようと提案なさった。

敬愛する金正恩同志が、演説を終えられるや宴会の参加者は、地球観測衛星「光明星4」号の大成功打ち上げのために昼夜を問わず献身と労苦を捧げられてもなお、その成果を自分たちのおかげだとおっしゃってくださる偉大なる師、偉大なる父親を見上げ、嵐のような「万歳!」の歓声と熱烈な拍手喝采を響かせた。

宴会場は、敬愛する金正恩同志の大きな信頼と恩情を心の奥深くに込めて、自強力第一主義の旗高く、宇宙征服の分野で最先端突破戦を力強く繰り広げ続け、共和国の自主的な平和的宇宙利用の権利を堂々と行使し、尊厳高きチュチェ朝鮮の衛星、百戦百勝の朝鮮労働党の衛星、偉大なる朝鮮人民の衛星が、宇宙万里の大空へと限りなく飛び上がらせる参加者の高き愛国忠誠の熱意で力強く湧き上がった。

宴会では、「光明星4」号打ち上げの成功を祝う牡丹峰楽団の公演があった。

モランボン楽団の芸術家たちは、先見の明の天才的英知と大勇断で、他人なら十回も百回も投げ出したであろう最悪の逆境の中で、宇宙征服の輝かしき未来を広げてくださった偉大な将軍様への思いで心をたぎらせ、宇宙強国の建設にすべての魂と心血を注がれた敬愛する金正恩同志への感謝の情を格調高く歌い上げた。

公演を見た観客たちは、衛星打ち上げは、科学の道である以前に、革命の道、自主の道という白頭山が生んだ偉人のがむしゃらで不変の信念と、強靭で大胆な胆力で自力自彊の旗高く、宇宙科学の高い嶺に向かって粘り強く走ってきた忘れられない日々を感慨深く振り返っていた。

チュチェの赤き党旗を帆にし、白頭山の激しい風を前進の原動力にして、自主、先軍、社会主義の不変の軌道に沿って力強く進む強大な祖国の気と手本を力強く見せつけ、偉大なる金正恩朝鮮の無限蒼々な明日への確信を抱かせた公演は、参加者の絶賛を受けた。

宴会の参加者は、一生忘れがたき熱い愛と信頼を何度も抱かせてくださる敬愛する金正恩同志の大海原のような恩徳を胸深く刻み、党中央と思想も息遣いも歩みも共にして、地球観測衛星「光明星4」号を成功裏に発射したその勢い、その気迫で、朝鮮労働党第7回大会に向けた総進軍を力強く推し進めていく決意をした。

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