北朝鮮の核実験に対する制裁論議が続いているが、その一方で、今年の韓国の対北朝鮮貿易は拡大しそうだ。南北経済協力事業として行われている開城(ケソン)工業団地の生産額が増大しているためだ。
(参考記事:開城工団の年間生産額、初の5億ドル超)開城工団は北朝鮮の南部、韓国との軍事境界線付近に設置された経済特区で、北朝鮮が土地と労働力を提供。韓国の中小企業が進出し、繊維・機械・金属・電子部品など百数十社が操業している。
同公団は、2013年2月に北朝鮮が地下核実験を強行したことから両国関係が悪化し、同年4月から9月半ばまで操業停止に陥ったことがある。しかし、それは韓国側の制裁によるものではない。