4回目の核実験を強行した北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議に、時間がかかっている。6日に核実験が行われた当初、これまで北朝鮮に甘かった中国も「今度こそは本気で怒っている」とするニュースが報じられ、国連安保理がすぐにも過去最強の制裁決議を下すかのような空気がただよった。
しかし今回も、中国は強すぎる制裁には消極的なようだ。
一方、安保理常任理事国のうち、北朝鮮のもうひとつの友好国であるロシアは、より分かりやすく制裁強化への「反対」の意を明らかにしている。
ロシア国立の最高学術機関、科学アカデミーのアジア・朝鮮半島の専門家たちが、相次いで制裁強化への懸念を表明。これを、プーチン政権の強い統制下にあるロシア国営通信スプートニクが報じているのだ。
(参考記事:ロシアの専門家ら、対北制裁の強化に懸念表明…政府の立場を代弁か)その論調はざっくり言って、「北朝鮮が核開発を行うのは、米国が対話に応じてやらないからだ」というものだ。
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