北朝鮮の金正恩第1書記が1日、今年の施政方針に当たる「新年の辞」を肉声で発表した。朝鮮中央テレビが午後12時30分(平壌時間で午後12時)から29分間中継した。金正恩氏は執権2年目の2013年から、新年の辞を肉声で発表している。

正恩氏は新年の辞で、「今年は朝鮮労働党第7回大会が開かれる意義深い年である」とし、「第7回党大会を勝利者の大会、栄光の大会に輝かさなければならない」と強調した。

また、「経済強国の建設に総力を集中して国の経済発展と人民の生活向上に新しい転換をもたらさなければならない」「共和国の政治的・軍事的威力を全面的に強化し、人民が最上の文明を最高の水準で享受するようにしなければならない」と指摘。

対韓国・国際関係では、「祖国統一運動をさらに力強く展開しなければならない」「侵略と戦争、支配と隷属に反対する世界の人民との連帯をいっそう強化し、わが国の自主権を尊重し、われわれに友好的に遇するすべての国との友好・協力関係を拡大、発展させていく」としている。

朝鮮中央通信が伝えた新年の辞の要旨は次のとおり。

金正恩元帥が新年を迎えて行った新年の辞の要旨

【平壌1月1日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩元帥が、チュチェ105(2016)年の新年を迎えて新年の辞を行った。

金正恩元帥は新年の辞で、すべての人民と人民軍将兵の心を込めて金日成主席と金正日総書記に崇高な敬意と新年のあいさつをささげた。

2015年は、意義深い出来事と驚異的な成果でつづられた荘厳なたたかいの年、社会主義朝鮮の尊厳と威容を宣揚した勝利と栄光の年であったと指摘した。

党の賢明な指導があり、党を絶対的に支持し、決死の覚悟で擁護する無敵の軍隊と偉大な人民がいるがゆえに、われわれは千万の山岳も怖くなく、いかなる大業も必ず成し遂げることができるというのが昨年のたたかいの誇らしい総括であると明らかにした。

今年は朝鮮労働党第7回大会が開かれる意義深い年であるとし、チュチェの革命偉業の遂行において分水嶺になる第7回党大会を勝利者の大会、栄光の大会に輝かさなければならないと強調した。

「朝鮮労働党第7回大会が開かれる今年、強盛国家建設の最盛期を開こう!」というのが朝鮮労働党と人民が掲げていくべき戦闘的スローガンであると明らかにした。

すべての党員と人民軍将兵と人民は党に対する燃えるような衷情と非常な愛国熱意を抱いて総決起して、朝鮮の気概と本領を力強く誇示しなければならないと強調した。

経済強国の建設に総力を集中して国の経済発展と人民の生活向上に新しい転換をもたらさなければならないと指摘した。

共和国の政治的・軍事的威力を全面的に強化し、人民が最上の文明を最高の水準で享受するようにしなければならず、社会主義強盛国家の建設において自強力第一主義を高く掲げていかなければならないと強調した。

今年、「内外の反統一勢力の挑戦をはねのけ、自主統一の新時代を切り開こう!」のスローガンを高く掲げて祖国統一運動をさらに力強く展開しなければならないと指摘した。

敵対勢力の挑戦は続き、情勢は依然として緊張しているが、われわれは革命の赤旗を高く掲げて自主、先軍、社会主義の一路に沿って変わることなく前進し、朝鮮半島と世界の平和と安全を守るために責任ある努力を尽くすであろうと強調した。

朝鮮労働党と共和国政府は侵略と戦争、支配と隷属に反対する世界の人民との連帯をいっそう強化し、わが国の自主権を尊重し、われわれに友好的に遇するすべての国との友好・協力関係を拡大、発展させていくであろうと言及した。

金正恩元帥は新年の辞で、チュチェの社会主義偉業は必勝不敗であり、朝鮮労働党の指導に従って進むわが共和国の前途には勝利と栄光だけがあるだろうと強調した。―――

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