朝鮮半島では、旧正月を盛大に祝う習慣があるが、これをそのままにしておくと金正恩氏の誕生日が盛り上がらなくなるおそれがあるため、旧正月を格下げして、新暦の正月を盛大に祝うほうがいいのではないかという議論が中央でなされたという。
しかし、新暦の正月への移行は今まで何度も失敗している。
金日成氏は1967年に「旧正月は社会主義生活様式に相応しくない封建的残滓」として新暦の正月を祝うように指示したが、なかなか定着せず1989年に旧正月を復活させている。
また、2003年からは旧正月の連休も復活した。 ところが、金正恩氏は今年2015年から新正月をメインにする指示を下したが、住民からは不評だ。