北朝鮮の最高権力機関は、政治局、書記局、検閲委員会、中央軍事委員会で構成される「朝鮮労働党中央委員会(以下:中央党)」だ。しかし、一部の幹部たちの間で、中央党の要職に就くことを望まない空気が流れているという。背景には、金正恩第1書記の恐怖政治の影響がある。

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、海外滞在の北朝鮮情報筋の次のような話を紹介している。

「以前は、幹部らの夢は中央党に入ることだったが、今ではせいぜい中間ぐらいの立場を臨み、それ以上の出世を望まない。10月に崔龍海(チェ・リョンヘ)氏が、家族ぐるみで革命化教育(思想教育)で農場へ送られたが、同時に約10人の労働党幹部が、解任・粛清された」