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現在、復旧工事が行われている「白頭山観光鉄道」の現場も、草木一本残らないほどに山林が破壊されているという。

両江道では、今年10月10日の朝鮮労働党創立70周年記念行事のために、三水(サムス)郡、豊西(プンソ)郡、甲山(カプサン)郡の300立法メートルの木材が伐採された。これは木材によって異なるが、原木200本から1000本に相当する量だ。一見少なそうに思えるが、この規模の森林破壊が全国的に進んでいるのだ、全体では莫大な量になる。

計画的な伐採と植林が行われているのならともかく、当局は庶民の個人耕作地を取り上げた上で、目先のことしか考えず、無計画な伐採を行っているのだ。この有様では、金正恩氏の「10年以内の山林復旧」など夢のまた夢だ。

ちなみに、恵山(ヘサン)の市場では、荷車1台分(1立法メートル)の薪が80人民元で売られているが、一般家庭では6台分の薪で冬の暖房が賄える。庶民の命を守る薪の伐採を規制する一方で、当局は木を湯水のごとく使っているのだ。