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事故が起きたのは11月末のことだ。普天(ポチョン)郡の樺田(ファジョン)駅と佳林(カリム)駅の間にある急傾斜区間で、突然土砂崩れが起き、働いていた「北部鉄道突撃隊」の恵山大隊の13人が土砂に埋もれ死亡した。

この隊は、孤児やコチェビを収容する恵山中等学院の卒業生たちからなる建設部隊で、栄養状態が悪かったのか、中学生より体格が小さかったという。

住民は「突撃隊に配給された白米は幹部が横流ししてしまったため、残り少ないコメにジャガイモを混ぜて炊いた。そんなものしか食べていないのに、土砂から這い出せるわけがない」と幹部を非難した。

「補償」もゼロ

事故現場の復旧には、恵山の女性同盟のメンバーがあたっているが、交通手段がないため、毎日8キロの道を歩かされているという。メンバーの間からは「幹部の息子が死んだりしたら大騒ぎしただろうに、死んだのは孤児だから何事もなかったかのような扱いだ」との声が聞こえてくるという。