人口2500万の北朝鮮で携帯電話は300万台が普及している。一説によれば「平壌市民の6割が持っている」というが、海外通話は不可能だった。しかし最近になって「中国との通話が可能になった」と平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。
逆転の発想から生まれた「裏ワザ」
中朝でビジネスを展開する北朝鮮ビジネスマンが、中国のビジネスパートナーなどと海外通話するためには、中国キャリアの携帯電波が届く国境地帯までわざわざ出向かなければならなかった。たった1本の通話のために国境地帯まで移動するのは非常に面倒だ。