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通話に必要な北朝鮮の携帯電話は、北朝鮮国内のビジネスパートナーから受け取るか、丹東市内にある北朝鮮携帯電話専門店で購入すればいい。

ただし、北朝鮮国内では北朝鮮キャリア、中国キャリアに限らず海外通話は違法行為だが、幸い中国朝鮮族を通じた通話ならそれほど問題にはならない。

さらに中国朝鮮族の多くは北朝鮮の咸鏡道(ハムギョンド)の言葉をベースにした方言を使うため、保安員(警察官)や保衛員(秘密警察)が盗聴しても、区別がつかないからだ。しかし、念には念を入れて簡単な頼みごとやビジネス関連の情報のやり取りにとどめているという。

別の情報筋によると、保衛部(秘密警察)は、この裏ワザに気付いており、妨害電波の発信や盗聴で対応しているというが、通話を完全に遮断することはもはや不可能だという。