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平壌から中朝国境の新義州(シニジュ)までは220キロ、韓国に近い開城(ケソン)からだと400キロも離れている。さらに何十回も検問を受けなければならない。また、最近になって北朝鮮当局が国境地帯で妨害電波を発信するようになり、中国キャリアの携帯通話すら難しくなっていた。

しかし、その状況もガラリと変わった。内部情報筋は語る。

「北朝鮮当局が、携帯電話の中継局を国境地帯に設置した。北朝鮮キャリアの携帯電話を中国側にもちこめば、北朝鮮全土に通話が可能だ。そもそも中国側の貿易業者は国境沿いに事務所を構えているので、北朝鮮キャリアの携帯電話を所有していれば互いに移動せずに通話ができるようになった」

秘密警察の盗聴も無駄骨

これまで中国キャリアの携帯が北朝鮮に持ち込まれ中国携帯電波網を活用して通話することがあったが、この裏ワザは北朝鮮キャリアの携帯を中国側に持ち出して中国側から通話するという、いわば逆転の発想から生まれたものだ。