外貨稼ぎのため、海外に派遣された北朝鮮の労働者が劣悪な環境で働かされている問題については、デイリーNKでも報じてきた。「賃金のピンはね」「労働基準違反」などは、国連機関も勧告している。

北朝鮮と国境を接している中国吉林省延辺朝鮮族自治州の琿春市では1000人以上の北朝鮮人が働いている。このうち、羅先(ラソン)市に本社を置く大興貿易会社所属の労働者200人が「劣悪な労働環境で働かされている」と、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

4カ月も賃金未払い

北朝鮮の貿易関係者によると、200人の労働者は中国からロシアから輸入したタラなどの魚介類を加工する仕事に従事している。中国の労働法では、1日8時間労働、週44時間労働、休日は週1日と定めているが、彼らに対してはその基準すら守られていないという。