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国際労働機関(ILO)がモンゴル政府に対し、現地で働く北朝鮮労働者の労働条件の改善を促した。ボイズ・オブ・アメリカ(VOA)の韓国版が10日に伝えた。

ILOアジア太平洋地域事務所のソフィー・フィッシャー広報担当官は9日、VOAに対し、「北朝鮮労働者の劣悪な労働環境を改善するよう、モンゴル当局に何度も勧告した」と明かした。

現在、モンゴルには北朝鮮の派遣労働者約2000人が、両国間の合意に基づき派遣されている。

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フィッシャー広報官はまた、モンゴルの小規模な織物工場と建設現場で北朝鮮労働者たちの姿を見たが、彼らは賃金を受け取っていないか、あるいは監視員に上納させられており、作業場を離れることも許されない事実上の強制労働に苦しんでいたと指摘。モンゴルは強制労働を禁止したILO条約29条を批准しており、そうした現状を改善する義務があると主張した。

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しかし同時に、ILOには北朝鮮の海外労働者の実態を組織的に調査する権限が与えられていないことにも言及した。